お伊勢参りと安田善次郎

式年遷宮前、最後の週末でもあったので、急きょ思い立ってお伊勢参りしてきました。
運転疲れそうだったので、高速バスツアーで行ってきました。
とても安くておすすめです。
 

初日は外宮にお参りしました。
↓こっちは内宮

かなり天気が良くて気持ちよかったです。
 
 
御正殿は下からじゃないと撮影出来ない
&遷宮準備で屋根だらけで見えにくい感じでした。
これも珍しいのかもしれませんが。

 
 
荒祭宮は綺麗に横並びで見ることが出来ました。

 
 
日頃の感謝と事業拡大の祈願をしてきました。
 
 
バス旅行で伊勢まで行くと、結構な時間があります。
とりあえず、2冊本を持っていったんですが両方読み終えました。
そのうち1冊が、安田善次郎の本
(お伊勢参りするのに、”成り上がり”って・・・という感じはしますが、
歴史を感じながらお参りしようかなーと思い)
 
 

渋沢栄一と同時期を生きた事業家で、安田財閥を一代で築いた善次郎ですが、
それまでには様々な困難があったわけです。
 
 
この中で、なかなか江戸に出てこられなかった善次郎がどうにかして関所を通過したい!
というタイミングで、おかげ参りの集団にまじることで上手く通過した。という辺りを読みつつ、
”ちょうどまさに伊勢神宮に向かってるわー”
と重ねて読んだりしてました。
※ この本は小説なので細かく実話なわけではないと思いますが。
 
 
たかが100年ちょい前のことながら、
当時と今と”自由”の環境差はとてつもなく大きいなと。
事業で成功して”千両分限者(資産家)”になる!と決意して富山から出てきた善次郎ですが、
そもそも”独立開業”すらかなり大変な時代。丁稚から何年かかるんだというレベルです。
何度も挫折しながらも諦めず一歩一歩進んでいく訳ですが、今とは比にならないほど大変だったと思います。
 
 
後に儲けすぎと妬まれ、殺害されてしまう訳ですが、
この時代に成り上がった人達は少なからず”国をよくしたい!”と思って事業を拡大させた結果、
大きな財を築いた訳で、安田善次郎にもそうした大きな志を感じずにはいられませんでした。
 
 
翻って自分を考えると、簡単に上京してきて簡単に起業して今に至るわけです。
(もちろん相応の努力はしているつもりですが、当時に比べると比になりません)
志だけでも幕末・明治初期の事業家と同等レベルを持たないと!
と、お伊勢参り以上に道中の読書で気合が入った週末でした。

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