松下幸之助は「素直な心」が成功の肝だと色々な本で言っています。
”素直”って究極的に難しいなと思います。それは自分自身を振り返っても。
みんなそこそこプライドが邪魔しちゃいますからね。
いくら口で指導しても変わらない人は変わらない。というか変われない。
変わりたいと思っていても結構変われないものだと思います。自分自身を考えても。
マネジメント対象の規模にもよるのかもしれませんが、少なくとも全社を見る必要がある私としては、
変われなかった人を根気強く口頭で指導することはしません。
そのパワーを他のメンバーに移したほうが生産性が良いと思うので。
じゃあそういう人は見捨てるのか?
別にそういうわけではありません。やり方を変えるしかない。
わかりやすくいうと、頭で理解して動けないなら体験・体感して変化してもらうしかない。
1つは成功体験、もう1つは失敗体験。
例えば、本当は出来るはずで、色々助言をしていても慎重過ぎて動きが悪い。
斜に構えて予防線を張ったりする。口でいくらっても変われません。
そうなったら、”ここは上手くいくだろう!”というところをふり、サポートもする。
そうして、上手くいった感も出す。
そうすることで自信が付くと、バリアが取れ挑戦しやすくなったりします。
逆のパターン。
足元上手くっているが、このままだと転びそうだなーと感じる。
そういうことを言っても、とかく足元うまくいっているとあまり刺さらない。
口酸っぱく言うのも疲れる。じゃあ1回転ぶのを待つかーと。
もちろん大怪我させたら会社としてもよくないので、小怪我くらいで止まるように。
両方ともあくまで例で、そういう過去例があるわけでも進行例があるわけでもないです。
かつ、こういう方法が全てうまくいった訳でもありません。
でも、私のスタンスとしてはそういうスタンスだということです。
口で言ってすぐに変わってくれる人には喜んで指導します。
(だからインターンとかの指導は好き。新卒も採用したい。でも時間がかかる・・・)
すぐに試すとか挑戦するとか。なかなか難易度高いですが、フットワーク軽い人Good
どちらかというと教えるのは好きだし、
”こんな私でもできた”的なハウツーをまとめたい位な性格ではあります。
ただ、言っても変われないなーという経験が何度かあると、方法を変えます。
マネジメント&指導の急がば回れ作戦w
社長がどこまでやるかというのは課題としてありますが、
少なくとも根気強く伝えている余裕はないので、
そういう待ちの指導が全社視点で最も効果的だとおもっています。
放置なのではなく、”こうなり得るなー”と想像しながら待つ。
そしてその待ちの間に他の人を指導。
すぐ反応がある人には直指導
そうでない場合は待ちスタンスの指導
そんな区分けで全体効果最大化を考えています。