国民医療費を減らす上でのかかりつけ薬局の重要性

先日、弊社スマホアプリシリーズを活用した、
”かかりつけ薬局機能”というサービスをリリースいたしました。
スマホアプリを推してはいますが、全デバイス対応です。

 
 
対調剤薬局で媚を売るわけではないですが、
客観的に数字を見てもこれから調剤薬局の役割は重要になっていくと考えています。
特に、”セルフメディケーション支援”という立場で。
正直、これは自分もこれまで意識したことが無かったので、
どういうことか簡単に説明します。
 
 
現状の日本の医療制度では、国民皆保険なので、
基本的に全員が保険料を支払っています。
国保でなければ、企業も負担するので天引きの2倍は保険料を支払っていることになります。
また、窓口での自己負担額も年齢によって差はありますが3割が主です。
この金額内で互助会のようにカバーできていれば何ら問題ないと思うのですが、
これでカバーできているのは36兆円の内6割強。
4割弱が国・地方の税金で賄われています。
約13.5兆税金が使われてますからね。想像できません。 
 
 
どうすれば削減できるかは簡単な話で、
極力健康管理は自力でして、病院に行かない。というだけです。(それが難しいんですがw)
健康で居続けることが最良ですが、仮に少し健康の不安がある場合でも、
薬剤師さんに相談して市販薬を買うという程度であれば、税金は使わずに済みます。
そうできれば多少は削減できると思います。
 
 
よく言われることが、
「薬剤師は医師の処方箋通り出してるだけで何ら知識はない」
「処方箋貰った方が市販薬買うより安い」
といったあたりです。
 
医師も薬剤師も臨床にいれば色々な症例に触れますし、学会にも出てます。今では大学も6年制です。
むしろ場所にもよりますが、薬剤師の方が薄く広く症例に触れてると思います。
仮に”処方箋通り出すだけ”の薬剤師が気になるのであれば、
5分で流れ作業の診察をして点数つけるだけの医師についても気にして欲しいです。
要は”人による”ということかと。
多少医師より専門性が劣るとしても、”自己健康管理に関する相談”位であれば十二分だと思います。
しかもその相談の多くは費用が掛からないですし、保険も使わないので税金も使いません。
”自分より健康に詳しい相談相手”として薬剤師を頼るのは良いことだと思っています。
 
 
また、特に1割負担の高齢者の方になると、
市販薬より処方箋の方が安いのでわざわざ医者に行く方がいますが、
それは税金をガッツリ使っているということを理解していただきたいです。
自己負担は市販薬より少なくとも、全体費用は市販薬より高くなることもあり、
結果的に”医療費”は増します。
私としては、生活習慣病薬をOTCにさせないロビー活動も少々残念ですが、
極力OTCの自己負担内で済ませて税金無駄にしない。という形にして欲しいです。
 
 
もちろんドラッグストアでも良いのですが、調剤薬局と異なり薬剤師がいないケースも多く、
販売管理者レベルではさすがに上記のような知識が物足りなく、
接客時間も限られるので調剤薬局の方が適切とは思っています。
いずれにせよ、一番大事なのは”セルフメディケーション”を如何に支援するかだと思います。
 
そのためにサービスラインナップを増やしたり改善することもしていきますが、
よりリアルな接点を強化するという目的で前述の機能をリリースし、
薬剤師さんと患者さんのコミュニケーション支援、患者さんの健康管理支援
をしていこうと考えた次第です。
 
 
まとまりに欠く感じがしますが、、
自社としてのサービス強化とこういうリアルを絡めた機能で
国民医療費削減につなげる意気込みですので、
引き続き頑張ります。

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