飲み忘れで約5000億が無駄にかかってる!

先日、2012年度の医療費が発表されました。
未だ伸びている訳ですが、どうすれば弊社として削減に寄与できるか。を考えてみました!
今回は、アドヒアランス向上について。

 
 
”アドヒアランス”とは簡単にいうと、ちゃんと正しく服薬してもらうってことです。
”アドヒアランスを向上させる”ためには、要は飲み忘れ防止が大事なわけです。
じゃあ、実際”飲み忘れ”によってどれほどの損失が出ているのか。
 
 
海外の論文を調査した方によると、

アメリカでは、アドヒアランス不良によって生じる病院費用が年間約85億ドル(総医療費の0.8~1%)、カナダでは年間70~90億ドル(総医療費の1.7%)と推計されている。

出典:ファイザーフォーラム

らしいです。
 
仮に両国に併せて0.8~1.7%とすると、
日本では約3000億~約6500億円(今は38.4兆なので)が飲み忘れによって無駄に費用がかかってるわけですね。
カナダは、公的医療保険制度があるので病院へのいきやすさはアメリカより良いはずです。
ということは、日本はカナダに近いパーセンテージなんじゃないかなと。
約5千億くらいは無駄にかかってることになります。
 
 
”日本人は生真面目だから~”
”このデータは日本じゃないし~”
ということも考えましたが、
2000年~2001年に日本薬剤師会が調べた調査では
63%の方が飲み忘れ(もしくは敢えて飲まない)を経験していたそうです。(上の出典)
 
そうなると、
医療用医薬品売り上げは約10兆、外来は約14兆、調剤の指導は約1.7兆。
0.5兆(5000億円)位無駄になってても不思議じゃない気がします。
 
 
海外では、薬のリフィルボトルが開けられたかどうか。
をセンサーで感知して通知する。ということまでしています。

2013.3.28 WIRED
こんなことまでして飲み忘れを防いでいても上記のような無駄なコストがかかってるわけです。
日本じゃあり得ないですね、、
 
 
”お薬手帳を電子化しよう!”と結構声があがっていますが、
飲み忘れ防止の観点は殆んどありません。
いざという時には確実に役立ちますが、
”薬剤服用歴管理指導料を死守するため。”というのが少なくない本音だと思います。
 
 
弊社の”お薬ノート”では、5月にも書きましたが、
飲み忘れ防止に大きく寄与しています。
ユーザーさんのレビューも非常に高いです(338票・★4)
”お薬手帳の電子化”の波に乗るというよりは、
約5千億無駄にしていると思われる医療費の削減に役立てる!
というところを意識してより改善していきたいと思います。
 
 
そんな、社会に役立つアプリの提供に興味がある方、募集してます!

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