情と理の使い分け

営業提案、採用面談、提携候補等々、
様々な方に会社や事業のご説明をする機会があるわけですが、
どういう押し出し方をすべきか毎回考えていて、
綺麗に整理がされていませんでした。
おおまかに言うと、感情面(情)を推すのか、理屈面(理)で推すのか。そういうところです。

 
元々、営業スタイル的には“費用対効果があう”“低コストで高品質”みたいな
”うちである理屈”を推すことが得意であったので、理で推すことが多くありました。
ただ、事業や組織を理だけで作っているかというとそういう訳ではなく、
どちらかと言うととても単純に”人助けがしたい””役立ちたい”みたいな情からスタートしているものが多くありました。
 
 
そんな背景はありつつも、説明は個別で都度考えたりしていたわけですが、
先日とあるアドバイスを頂いている方と話をしていて非常に腹落ちした区分けがありました。
 
 
“情が響かず理だけが響く人(会社)を仲間にすべきではない”と。
 
 
本当にその通り!
採用や提携は、言わば同じ夢を目指して頑張る仲間なわけで、
理屈で”得しそう””儲かりそう””損しない”みたいなことが響いてしまう相手とは
仲間になるべきではないんですよね。
 
 
もちろん何番目かの理由でそういうことがあっても良いですが、
一番は同じ情を持てるかどうか。
うちであれば、ヘルスケア領域で新しい挑戦をして、
最も多くの人の悩みや不安を解消するというビジョン実現に対して共感し、
同じ視点でユーザーを向けて、より良いことができるかどうか。
さらに言えば、to do good ではなく、to be goodでユーザーに対して向き合えるか。
それが重要だと思っています。そこが最優先にならない人とはビジネスライクな付き合いはできても、仲間にはなり得ないのかなと。
 
 
営業提案であれ情と理が0:10になることは無いと思うのですが、
営業はあくまでビジネス面が一番なので理が優先。情はあと。
採用や提携面は同じ方向を向いた仲間探しなので、情が優先。
むしろ情だけでもいいくらいですが、理も少し。という感じかなと。
 
 
そう整理されると非常に、どういう話をするか、どういう判断基準を持つか、が明確になりました。
(その点で、この考え方自体理屈よりなのかもしれないですが。。)
 
 
いずれにせよ、仲間を探す際には情が一致する点を一番に考えていこうと思います。

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